CORPORATION ACTIVITY企業の活動

・研究・開発テーマ
「ソーラー電力による足漕ぎアシスト駆動サイクルポートの開発に関する研究」
船舶工学と電気電子工学の先端技術をもつ長崎総合科学大学と協力し、市販の中国製の足漕ぎボートの船体特性の把握、センシングや駆動の制御方式のシステム開発、さらに安全性の検討を行う。

・研究開発の目的
現在の足踏み駆動ボートは主として「スワンボート」として普及しているが、推進力はペダル足漕ぎ水車方式である。この方式は、シンプルで非常に操作が簡単ではある一方、足漕ぎに相当の力を要し、操作時に疲れ、特に、子供や年配者には操船が難しいことである。これを「軽々」と推進できる構造をもたらすことが本研究・開発の目標である。

・実施事項
大学の技術提供を受けて、ソーラー電力による足漕ぎアシスト駆動サイクルボートのシステム開発と実証試験を行った。

・結果・成果
ソーラー電力による足漕ぎアシスト駆動サイクルボートのシステムが完成した。しかし、中国製の市販の足漕ぎボートを使用しているため、２つの課題が残っている。まず、足漕ぎの動作を検知するセンサーをペダルの軸に装着しているが、装着部の摩耗の改善が必要である。次に、既設の舵が効きにくく、船の方向を変える場合には、船外機を直接操作する方が操作性が向上することがわかった。

・今後の計画
現段階では、上述の課題があるため、これらの課題を解消できるように大学と共同で開発を進める。また、価格帯の設定や販路開発も同時に進めていく。