事業報告「竹と向き合い暮らす長崎(どろんこ教室)」
令和4年度 脱炭素化にかかる市民環境活動応援事業
実施期間 自 令和 5年 2月 19日
至 令和 5年 3月 10日
申請者 ソノギシンリンカタリスト 島川 浩二
長崎の三川町にある精道三川台小学校の裏山はかつては広葉樹が繁り多種多用の昆虫も見ることができた、しかし、近年、隣接地からの孟宗竹の進入で林床は大きく変化、竹以外の種がほとんどいない環境になっている。
精道三川台小では子供の教育に自然体験の重要性を考え、5年ほど前より竹林の整備をはじめ、その地で子供を遊ばせている。今回はカーボンニュートラルを子供たちへ啓蒙すると同時に、里山の整備をすることにより、温暖化へのポジティブな影響がある可能性を伝えると同時に、日々、当たり前に踏んでいる地面へ触れてもらい環境再生の施工の体験を40名ほどで協力して行ってもらいました。
子供たちを受け入れるために、環境整備、改良材の竹炭を現地で作りつつ、里山整備を行いました。
3月6日、子供たちを山へ呼び込み、六班に分かれてもらい
小学校1.2年生 落葉拾い、枯れ枝集め
3.4.5年生 移植コテで縦穴掘り
上級生、下級生、協力しての環境再生の体験
穴を掘り、炭と落葉を突っ込みマイナスドライバーでグリグリ地面へ水が染み込む拠点を増やし、菌糸のネットワークの回復を願う。
最後は裏山に立ち止まってもらい、その場を感じていただくナビゲーションを、シェアリングネイチャー協会の協力で行いました。小学生へ、カーボンニュートラルという言葉を知ってもらう機会を作りつつ、自分たちの暮らしている側にある植物や地面へ意識を向けることにより、環境の改善や向上に繋がることを体験してもらえたと思います。
落ち葉を集める、穴を掘る、グリグリする。自分たちが遊びながらやったことにより地面の気配が変わっていくプロセスを感じてもらうきっかけになったと思います。里山整備をとおし、地面の下へ意識をむけてもらい、見えないところへ意識を向けるという創造性をてにしてもらい、カーボンニュートラルをはじめ、これからの時代に数多ある課題へ向き合い行動できる地球という視点で物事をを考えられる人材へと成長していただければと思います。
一部の生徒さんと教員の方が強く興味を持ってくれていたので、参考資料の教材もこの機会に学級図書へ6冊寄贈させていただくことにしました。
「大地の5億年」1冊
「イラスト&写真でやさしく解説よくわかる土中環境」3冊
「大地の再生 実践マニュアル」1冊
「山で暮らす 愉しみと基本の技術」1冊
実施状況 https://www.seido.ed.jp/blog/13193/
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